やってる間は高低差のあるキラットが楽しいが、ふと我に返ると「これはFarCry3.5」だと気付く。
武器やクラフト、スキルに乗り物と、3から目立って変わった点が無い。ゾウに乗れるくらい？

ストーリーは最初とラストがある意味全て。3ほどストーリー過程の変化は感じない。
3だと徐々に狂気に染まっていって友人達との距離感が変わるので変化が面白かったんですけどね。
まぁ、主人公はゴールデンパスに助けてもらった恩と、母の遺灰をラクシュマナへ連れて行くことが目的で、自主的に反乱軍に協力する立場なのであまり変化しようがない。
4のみどころは自身の出生に関することと、敵も味方も内情は……というところでしょうか。
ただ本作のシナリオ構造はなかなか面白い。ラクシュマナを墓か何かと主人公＝プレイヤーが錯覚したりね。実は父違いの妹の名前という。
でもメインストーリーに関わる部分を任意で読む父の手紙部分に任せてると、収集や読むのを怠るとストーリーがぼやける……
父の手紙に関する内容はストーリーになんとか組みこめなかったものか。当時を語れる人物が敵と決めたパガンだけなので難しいかぁ。

総括するとFarCry3.5でしたが楽しめました。
高低差のあるキラットではグラインダーやウイングスーツ、ブザーなど3で出番の少なかった飛行系ガジェットの活躍の場が増えました。
ただ変わり映えしない部分が多かったのも事実。個人的にはDLCで出るUMA的な生物を本編にも出して欲しかったかな。
遺跡などもあるにはあるけど、別に罠があるわけでもなく。マップ探索の盛り上げも必要かなと思えました。