DLC第一弾「Automatron」。（二、四、五弾はクリエイトモード拡張なので買ってません）
既存マップにクエストを追加し、ロボットのクラフトとカスタマイズを追加。
ストーリーなどは特筆する部分は特になく、FO3ファンの記憶に残るアイツが登場するくらいが見どころ。
コンパニオンとして連れていけるロボットは強いしカスタマイズできるので、高難易度のいいお供になる。


DLC第三弾「FarHarbor」。
新規マップ、ファーハーバーで新たに登場する勢力間の思惑に巻き込まれる。
島を覆う霧は視界を悪くし、ホラーな雰囲気が漂うが別にホラー的クエストはない。
どこに行っても霧が立ち込め、放射線汚染もついて回るので、移動がストレス。
クリアしてもこの点は解消されないので、探索を楽しむ面もあるゲームなのに探索を邪魔してくれる。

物語の導入から結末まで、探偵であるニックがよく絡むので、彼が好きならその点は評価できる。
また、FO4のメインテーマを別の方向から捉えた、ある家族とその一員が人造人間であるか苦悩する様子を描くクエストは味わい深い。
新クリーチャーも幾つか登場するが、記憶に残ったのは大型の敵くらい。

追加武器のウィンチェスター似のレバーアクションライフルは個人的にヒット。
装弾数少ないのとリロード遅いのを許容できれば、ロマンもあるし威力も実用レベル。


DLC第六弾「NukaWorld」。
3つのレイダーが占拠する遊園地でレイダーの頭となってパシられる。
マップは広く、遊園地らしい雰囲気の全く異なるロケーションが多いのが一番の魅力。
新規の敵もなかなか手ごわくて記憶に残る。

舞台にレイダーが絡む割りにストーリーへの絡みが弱いので、なんでこいつらにパシられる……と遠い目になれる。
むしろレイダーが絡まないクエストの方がいいシナリオしてる。
野生児と共闘したり、FO3からのヌカキチが登場したりとレイダー以外は本当いいキャラしてる。

最大の問題はNukaWorldのメインクエストを完了させる為には、レイダー共を本編マップの居住地へ侵攻させなくてはいけないこと。
つまり、本編を遊んだ数百時間の中でちまちま拡張した居住地をレイダーに与えなくてはいけない。
これにより特定のキャラと決定的に仲違いもする。
ベセスダは何考えて自ら生み出したクリエイトモードにいらん縛りを加えてく。

本編のクリエイトモードはそれなりに楽しめたけど、ベセスダはそれをゲーム本編に絡めようとした結果、どんどん楽しみづらくなってる。
建築できる場所を増やすほど襲撃回数も増えるし、こういう不便さは本作限りにしてほしい。