【2007/08/06/MON】
そうそう、実は昨日我が家の猫が脱走しました。
で、今朝無事捕獲しました。我が手によって。
今朝たまたま起きていたんですが、外から小さく「にゃー…」と聞こえて外へ。
とりあえず猫みたいな小さい対象物を捉える難しさを知っているので聴覚だけを研ぎ澄ます。
「にゃー……」補足。視界の先には他人の庭先にいる見慣れた姿。
初めての脱走で精神が高ぶっているのは容易に想像できるので、驚かさぬように静かに近付く。
猫なのに脱兎。こんな時に俊敏さを発揮するな。
こうなっては頼れるのは己の五感のみなので、普段まるで使われていない五感を研ぎ澄ます。
音感知、自身の音を消して徐々に場所を特定し、発見。
その距離数メートル。さて、この距離で捕獲は可か、いや否である。
鈍った私の身体で猫の俊敏さに敵う訳がなく、また私には特別な捕獲術の類も無し。
ならば飼い主の一人であるという利点を利用し、刺激せぬように相手を誘い込むが最善。
手の平は何となく威嚇になりそうなので、手の平を向けて静かに近づける。
猫、手の平の匂いを嗅ぐ。
好機とばかりに猫を両腕でホールド。幸運の女神に後ろ髪はない。前髪を掴まねば逃げられるのみである。
暴れ、爪立てる猫を逃がさぬように抱えつつ我が家へ疾走。
そうして玄関でようやく猫を解き放つ。
……疲れました。あーあー、首の辺りに爪痕が…痛いなぁ…
まぁ、無事捕獲できたしいいかー。特に怪我もないようだったし。
うん、疲れた…まぁ、周囲が静かな朝のうちでよかったよ。
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